略歴
24歳で岡本正剛宗師主宰の大東流合気柔術六方会の大阪支部に入会
当時同支部長であった北野三樹雄師範に師事する。
2003年北野師範主宰の合気観照塾に参加し、2013年に北野師範門下である当会白川代表、藤本指導員等とともに大阪府堺市拠点の合気修行の会として当会を発足し現在に至る。
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歴史探訪
大学の少林寺拳法部で少林寺拳法大範士奥村正千代先生の技に魅了されていた私は
力の世界観が違う奥村先生の技に
どうすれば近づけるか
と考えていました。
そんな折、作家津本陽さんが著された「鬼の冠」を読み、大東流合気柔術を知りました。
私は即座に住んでいる大阪中の大東流合気柔術の道場を訪ね回りました。
しかしどの道場も大東流合気柔術をうたっていても、私には合気が感じられず、関節技を主とした柔術の域を超えていないと感じられました。
そうして当時大阪府豊中市にあった大東流合気柔術六方会にも見学に行きました。
するとどこの道場とも違う雰囲気が漂っていました。
列挙すると
・ばらばらの道着を着ている
・道着すら着ていない人もいる
・体操したり木刀を振っている
・「吸い込みがどうの」等の意味不
明な会話をしている
でした。
私はその雰囲気に押し返され、
ここは何の集まり?
という懐疑心を抱いただけで何も声をかけずに帰りました。
その後も他の大阪府内の大東流合気柔術の道場を回り各先生と会話をさせて頂いた結果、やはり合気を感じることが出来ず、どこの道場も腑に落ちませんでした。
私は
やはり合気は絵空事なのか
と合気探しを辞めようと思った時、
そう言えば六方会の先生とは会話をしていない
合気探しを終えるためには、六方会の先生と会話をしてから合気探しを終了しよう
と思い立ち、再度、六方会大阪支部を訪れました。
そこで六方会の大阪支部長をされていた北野三樹雄先生とお会いし、正座された北野先生の両手を掴んだ瞬間、私の世界が変わりました。
明らかにそれまでに無い感覚で、腕を力いっぱい掴んで攻撃しているはずなのに、
明らかに相手に力が届いていない!
というか相手をとらえられない!
おかしい!
目に見えているのは自分が相手の両腕をしっかりと掴んでいる画像なのに!
どういうこと?
何が起こっているんだ?
という思いでパニックになり、何度も畳に投げられました。
私は即座に入会希望を北野先生に告げると、北野先生から
まず頭の中を変えて下さい
そこからです
と言われたのを覚えています。
そこから5年間程は、さっぱり自分が何の稽古をしているのか分かりませんでした。
ただ確かだったことは、
・北野先生について行けば合気が分かるという確信
と
・3年間激痛で悩まされ、医者にサジを投げられた足底筋膜炎が治った。
という実績です。
興味を持たれたなら絶対に是非一度経験されるべきです。
私は一度は食わず嫌いで通り過ぎましたが、奇跡的な二度目の訪問で合気に出会えたのですから。